愛犬くん
わたしの実家には、いまは犬が2匹。
年上のほうの「愛犬くん」は、14歳半ですから、…まあ、それなりのお年寄です。
先月末から、一気に調子を崩しました。
脱水症状は、なんとか治まったし。心臓病も、いまは安定して不安要素ではないのですが。
癲癇の発作が、治まりません。
癲癇発作が発症したのは、昨年の4月。
以来、週に一度程度の軽い発作を、薬で抑えることをしてきました。
けれど、気候がひどく不安定(暑さや寒さに、急な雨と重い湿気など)になったあたりから、
毎日のように発作が起き、起きる間隔は短くなって。
薬も、どんどん強くしていくのに、効かなくなっていって。
原因は、おそらく脳…腫瘍かなにかの疾患があるのではと、昨年の段階で言われていたのですけれど。
心臓病をかかえる高齢犬に、要全身麻酔の脳検査をするのは、あまりにリスクが高いうえ、
たとえ疾患を特定できても、同じ理由から、治療は不可能であるということで。
対処療法で、
とにかく、ふだんが苦しくないように。
なるべく多くの時間を、楽しく過ごさせてあげられるといいね。
そういう付き合い方と、覚悟をしてきています。
日曜日。
かかりつけの動物病院は、定休日。
そんなときに限って、病気は一気に悪化のスピードをあげました。
癲癇の発作は、とてもつらいものです。
体がつっぱり、脚を狂ったようにかき、呼吸は止まり、目は押し出され…。
そんな発作の波は、もうひっきりなしになって。
あっという間に衰弱し、意識は遠くへいったままになりました。
ただ荒い息をつき、あるいは目を開けたまま微動だにできず臥せっている、この子を、
発作に耐えうるよう薬を入れ、体を維持させることは…本当にこの子のためなのかしら。
やはり、考えました。
「頑張って」なんて、もう言えなくて。
「頑張ってくれて、ありがとうね」と「ごめんね」
飲み薬が効かなくなってきて、静脈注射すらも、効果が弱まってきたのを感じて。
昨晩、あらかじめ紹介されていた救急の動物病院へ。
そのときは、もうとにかく、苦しみを止めてもらえるように、としか願いませんでした。
苦しいばかり、つらいばかり、痛いばかり…しか、この子の時間が残っていないならば。
リスクは承知の強い処置を行ってもらって…、駄目でも仕方ない、と。
正直、もう…いいよ…、頑張らなくていいよ…、と。
今朝、面会に行きました。
よろつきますが、自分で立とうとし、排便も排尿もし、食事もとったそうです。
意識は…まだ、どうしても弱いですが。生き物の目になっていました。
担当医さんもビックリだそうです。
気持が、揺らぎました。
あんなにつらいばかりの時間を重ねさせたのに、まだ、生きようとしてくれるんだ。
私だと認識できているか不明だけれど、手のひらを一生懸命に舐めてくれました。
どう…しよう…
治療できなくて、進行も早まっている病気。
「かなり深刻な病状であると思われます」という、医師らのコメント。
元気そうといっても、酸素室の中で点滴を受け、24時間看護で強い薬を注射していても、それでもやはり「発作の波があります」という。
この先…
かかりつけ医師の見解は、
「毎日朝晩の通院で注射をうつことはできますが、ご家族の負担もありますし、愛犬くんにとってももちろんですから。どれが、愛犬くんにとって幸せかとお考えになるかですね」
救急担当医の見解は、
「本人が生きようとしていますので、なるべくなら今は回復させて。今まで通りとはいかなくとも、おうちで介助があれば大丈夫…というところまで、もっていきたいと思います。
ですが、原因となっている脳の病状がどうなのかは、まだ判りませんので。
しばらくお預かりして診ながら、考えていかなければと思います」
ああ、やっぱり文字にすると、わかるなあ。
今は、急いで投げ出すべき時では、ないね。
もしかすると数日間のうちに、判断を求められることがあるかもしれなくても。
まだ「今」は、先を憂いて終わらせるときではないね。
温かい。抱くと、まだ体には余力も残っていた。14年のつきあいの、家族。
君が頑張ろうとしているのに、勝手に頑張ることをやめようとして、本当にごめんね。自分は心底恥ずべきだ。
頑張る。
三日ぶりに、家に帰宅しました。
三日間、実家の私の部屋で看ていたので、ほぼ寝てませんでした。
一気に力が抜けて、帰宅と同時に爆睡…。
今のうちによく眠って、食べておかなきゃ。
あの子も頑張っているんだから。
年上のほうの「愛犬くん」は、14歳半ですから、…まあ、それなりのお年寄です。
先月末から、一気に調子を崩しました。
脱水症状は、なんとか治まったし。心臓病も、いまは安定して不安要素ではないのですが。
癲癇の発作が、治まりません。
癲癇発作が発症したのは、昨年の4月。
以来、週に一度程度の軽い発作を、薬で抑えることをしてきました。
けれど、気候がひどく不安定(暑さや寒さに、急な雨と重い湿気など)になったあたりから、
毎日のように発作が起き、起きる間隔は短くなって。
薬も、どんどん強くしていくのに、効かなくなっていって。
原因は、おそらく脳…腫瘍かなにかの疾患があるのではと、昨年の段階で言われていたのですけれど。
心臓病をかかえる高齢犬に、要全身麻酔の脳検査をするのは、あまりにリスクが高いうえ、
たとえ疾患を特定できても、同じ理由から、治療は不可能であるということで。
対処療法で、
とにかく、ふだんが苦しくないように。
なるべく多くの時間を、楽しく過ごさせてあげられるといいね。
そういう付き合い方と、覚悟をしてきています。
日曜日。
かかりつけの動物病院は、定休日。
そんなときに限って、病気は一気に悪化のスピードをあげました。
癲癇の発作は、とてもつらいものです。
体がつっぱり、脚を狂ったようにかき、呼吸は止まり、目は押し出され…。
そんな発作の波は、もうひっきりなしになって。
あっという間に衰弱し、意識は遠くへいったままになりました。
ただ荒い息をつき、あるいは目を開けたまま微動だにできず臥せっている、この子を、
発作に耐えうるよう薬を入れ、体を維持させることは…本当にこの子のためなのかしら。
やはり、考えました。
「頑張って」なんて、もう言えなくて。
「頑張ってくれて、ありがとうね」と「ごめんね」
飲み薬が効かなくなってきて、静脈注射すらも、効果が弱まってきたのを感じて。
昨晩、あらかじめ紹介されていた救急の動物病院へ。
そのときは、もうとにかく、苦しみを止めてもらえるように、としか願いませんでした。
苦しいばかり、つらいばかり、痛いばかり…しか、この子の時間が残っていないならば。
リスクは承知の強い処置を行ってもらって…、駄目でも仕方ない、と。
正直、もう…いいよ…、頑張らなくていいよ…、と。
今朝、面会に行きました。
よろつきますが、自分で立とうとし、排便も排尿もし、食事もとったそうです。
意識は…まだ、どうしても弱いですが。生き物の目になっていました。
担当医さんもビックリだそうです。
気持が、揺らぎました。
あんなにつらいばかりの時間を重ねさせたのに、まだ、生きようとしてくれるんだ。
私だと認識できているか不明だけれど、手のひらを一生懸命に舐めてくれました。
どう…しよう…
治療できなくて、進行も早まっている病気。
「かなり深刻な病状であると思われます」という、医師らのコメント。
元気そうといっても、酸素室の中で点滴を受け、24時間看護で強い薬を注射していても、それでもやはり「発作の波があります」という。
この先…
かかりつけ医師の見解は、
「毎日朝晩の通院で注射をうつことはできますが、ご家族の負担もありますし、愛犬くんにとってももちろんですから。どれが、愛犬くんにとって幸せかとお考えになるかですね」
救急担当医の見解は、
「本人が生きようとしていますので、なるべくなら今は回復させて。今まで通りとはいかなくとも、おうちで介助があれば大丈夫…というところまで、もっていきたいと思います。
ですが、原因となっている脳の病状がどうなのかは、まだ判りませんので。
しばらくお預かりして診ながら、考えていかなければと思います」
ああ、やっぱり文字にすると、わかるなあ。
今は、急いで投げ出すべき時では、ないね。
もしかすると数日間のうちに、判断を求められることがあるかもしれなくても。
まだ「今」は、先を憂いて終わらせるときではないね。
温かい。抱くと、まだ体には余力も残っていた。14年のつきあいの、家族。
君が頑張ろうとしているのに、勝手に頑張ることをやめようとして、本当にごめんね。自分は心底恥ずべきだ。
頑張る。
三日ぶりに、家に帰宅しました。
三日間、実家の私の部屋で看ていたので、ほぼ寝てませんでした。
一気に力が抜けて、帰宅と同時に爆睡…。
今のうちによく眠って、食べておかなきゃ。
あの子も頑張っているんだから。


