2009-11

友軍からの差し入れ

寒暖の差が激しいなか、気がつくとコートを出している季節。
午前の仕事を終えて事務所に戻る道すがら、近所の軍オタ仲間氏と遭遇。
疲れたー…とか挨拶しつつ、帰還。
お茶を入れてしばしへたれていましたら、氏が来訪されました。

軍オタ某氏:「補給物資だよ〜」

米軍のレーション(個人携帯用の糧食)とブドウ糖…くれた…。
そ、そうか…、此処は戦場だったのか…。
ありがとう、フレンド。

や。なにか違うって、絶対っ!
とりあえず、最近お気に入りで飾っているスノードームやファイターと一緒に撮影してみました。
なんて優雅な昼休み〜(笑)

U.S. no.18

しかし、このレーション。
コーヒーやオレンジジュースはともかく、トロピカルパンチとか…なんかピクニック行きそうな糧食。
このキットはチューインガム付きだけど、別キットにはチョコレートが付いたりするし。
イギリスのレーションは、コーヒーもあるけど紅茶の量が大量だったり。
イタリア軍はやっぱりパスタ〜(笑)
各国のソウルフードがわかるようで、レーションは楽しい。


隣人の黒毛和牛

あ。書いて無かった。

とある昼下がり。携帯が鳴りました。
かけてきたのは、隣人。デンマークハーフのちびたちのお宅。

「藤原ちゃん、レモンケーキ好きだったよね?」

うん。
いや、なんで?

「昨日、うちの夫と娘たちが一緒にレモンケーキ作ったんだけど。これが、とっても上手にできたのよ。そしたらちびが、『藤原ちゃん、レモンケーキ好きだった!』って、騒ぎだしてさ。…良かったら、今日とかちょっとでも寄れないかな?」

寄るっ!
レモンは丸かじりもできるくらいの大好物。
そりゃあ行きます。行きますとも〜。
というか、こんな風に自然に、私の好物と思いだしてくれて。すぐ気軽にお茶に呼んでくれるのって…
すごく…、なんか嬉しいな。
仕事を早めに片づけ、お宅に向かいました。
レモンケーキ〜♪

ALL:「いらっしゃ〜い♪」
「…なに、この犬…」
ALL:「黒毛和牛デース」
「でっかくなるよ、この手! 足!」
娘たち:「躾教えてクダサイ、藤原チャン」
「あっ。そのために呼んだなっ!」
パパ:「ノーノー。私の作ったレモンケーキでーす」

居たのは、三か月にもならないラブラドールレトリバーの子犬。
まだ子犬の毛並み。
黒いツヤツヤの短毛。四角いお顔に、ぶっとい手足!
なるほど。まさしく…くろげわぎゅー…

ちびたち:「カモーン、黒毛和牛〜ゥ」

…賢い犬だから、ちゃんと名前呼ばないと、『黒毛和牛』で覚えちゃうぞ〜…

もちろん名前は、ちゃんと別にあります。
穏やかな良い子です。
遊びに行く楽しみが増えました。
そして、レモンケーキは、たしかに私好みで美味しかった〜!


家で過ごすということ

妹分のSちゃんとは、お互いに無理をしない範囲限定で、「月一回一緒に過ごす」日をつくっています。

過ごし方としては、
私の都合を優先させてもらって、うちに来てもらうことが多いです。
午後に合流して、最寄りスーパーで食材を買い、夕飯を(上様の帰宅を待ちながら)一緒に食べます。
今月は、寒い日でした。
鍋にしようと決めて支度をしながら、ふと、そういえば去年の冬も一緒に鍋をつついたなあ…と思いました。
なんだかんだ、一年以上も続いているのか。
ちょっとビックリです。

彼女にとっては、深い悩みの中にいた一年ちょっとだったのではないかしら。
うちに来てくれるようになった最初の頃、ぼんやりとした目で見上げていた顔が、一番記憶に残っているなあ。
ふだんが元気とか明るさの塊のようにしている彼女なので、ギャップに驚いた。
たくさん話をしたなあ、と思い返します。
重い話も、楽しいことも、あんまり流れとか考えず、たくさん。
私も、たくさん話させてもらって。
ダメなとき、元気づけてもらって。
Sちゃんの不調を口実に開催していた月一の会ですが、助けられてきたのは私でもあるなあ、と実感します。

体や心がダメなとき、部屋は荒れ放題。何をする気力もなく、毎日をこなすことに精一杯。
でも、彼女が家に来ると思うと、掃除をしたし、…ごめん、できないときはできなくても許してくれる…と、甘えてもOK。
すごく大事な「月一」
リズムを作ってもらってました。

夏を過ぎたあたりからは、彼女の目に安定した力が戻って感じていて。
よし。今度は、体を元気にしよう!
そんな方向にシフトしてきてます。
これで元気になったら、彼女は仕事に復帰して。頑張り屋の彼女のことだから、また無茶苦茶忙しい生活になるのかな…。
そう思ったら、さびしく思いました。


私は、今の仕事が好きで、今見ている生徒たちをできる限り最後まで責任もちたい
(内面的なトラブルを抱えている人も多いので。簡単には、担当を代えて引き継ぐことをしたくない)
これを基本に据えるとなると、あまり派手な仕事はできなくなるんですが…、
まあ…そのほうが自分には合ってるな。
経済的には、収入が少なくなるので、そこは悩みましたけれど。
上様が許してくださるので、素直に甘えよう。
昔のように、働きづくめでお茶の時間もとれないような生活は、今は…無理にしないでいいやね。
こう考えが落ち着くまで、一年くらいかかったなあ。




話戻って。
そんなわけで、私は、「月一回」ニュートラルに戻してもらうような、彼女とのリラクシングタイムは、とても大事なんですが。
生徒や幾人かの友人たちであれば、元気になったら、自分の元いた場所に戻っていくべき人ばかりだったりもするから。
Sちゃんであっても、それは変わらず。
彼女が仕事に戻るようであれば、応援したい。
でも、それはそれとして寂しくなるなあ…とも、やはり思ってしまいながら、お茶をカップに。
これからのことを訊いてみました。

彼女は、奇遇にも私の出した答えと近い…
「今はあまり無理するべきではなく、家庭に居る時間をとることも旦那様の支えになっているようだ」というようなことを口にしました。
もちろん、完全に元気になったら、働くことも考えてはいるようですが、以前のように忙殺されるほどの仕事を選ぶ意向は、今はないようで。

じゃあ、今年の冬も鍋をつつけるかな。
そして、去年より元気になってきたのだから、たとえば美術館とかちょっとお散歩とかウィンドウショッピングとか…
「元気に楽しく過ごす」ってほうの時間も、共有できるかな?
そう思ったら、楽しみになりました。





あ。書いてみたら、すっごい甘えてますね、自分(苦笑)
Sちゃんにもそうですし。上様にも。
まだ、たまに居心地が判らなくって「これで…いいのかな…」と悩むこともあるのが、正直な気持ち。
でも、…これはこれで私にとってはチャレンジでもあるのかなあ、とも思います。
ひとりで自分のことを完結して考えようとする癖は、たぶんあまりよくない癖のように気付いてきたから。
周りで私を想ってくれる人たちにとっても、これって一番やられて哀しい行為に思う。
…どうだろうか。



ハロウィンのプレゼント

ハロウィン直前の時期に、UFOキャッチャー神に憑かれている大阪の某ご夫妻から、
「ご主人さまと犬のでっかいの送りました〜」
とメールをいただきました。

なんだろ。なんだろ。
ハロウィンシーズンで、私の好みをご存じなご夫妻のこと。わざわざ詰めて送ってくださるということは、間違いなく「ナイトメア・ビフォア・クリスマス」の何か!
ワクワク楽しみにしつつも、
仕事明けに上様とゲームセンターで待ち合わせていたりする私はダメ人間〜。

ゲームセンターに着くと、ケースの中には、本当にどでかくてふかふかでキュートな巨大ゼロとジャックのクッションがっ!

上様:「…絶対、これが来るぞ…」
「そうであって欲しい〜!!!!!」

どう考えても自力では取れないものだったので、先にご連絡いただいていなければ、下唇を噛み切っていたところ。
ああ、良かった。

胸を撫で下ろしていると、上様の姿が消えていました。
見つけたのは、スターウォーズのプライズの前。
ボリュームたっぷりのマントを翻すエピソード3くらいのバージョンのダースヴェイダー様が、スタチュークロックとしてアピールしておられる。

上様:「……どないしても動かん〜っ」<下唇噛み切り直前
「ひっ」

ふたりして挑んだものの、たしかにどうにもならず。
腹いせに、巨大タイ焼き型クッションと軍師バージョンオリゼー確保で、我慢の撤退。
しかし、帰宅して、ご夫妻からの荷物を受け取って、開封したら…

くだんのゼロとジャックの他に、ダースヴェイダー様同梱!

上様:「……あああああああ……」
「うっわああ」

「サンタさんって、やっぱり居るんだね」と言ったら、本当にこどものまんまな顔で「うん…!」と返しておらっしゃいまし候。
上様、ほんとに嬉しかったんだなあ。
ジャックとゼロは、もちろん嬉しくて嬉しくて、毎晩添い寝なわけですが。
上様の「こどもみたいに喜ぶ」顔を見たのは、とても久しぶり。
私も人を喜ばせること、こんな風にしてみたいなあ…と思いました。

このご夫妻については、いつも、さりげな〜くなんでもな〜く優しさとか楽しませ方ってものを下さるので。かなわないなあと思います。
UFOキャッチャーの腕は、もちろん敵うもなにも足元にも及ばず…ってレベルなんですけど(笑)
こういう人になりたいなあ、と憧れる人たちです。
おかげで、とても心躍るハロウィンでした。

幸せ…♪

ご夫妻、いつも心にとめてくださっていて、本当にありがとうございます。
おふたりに良いクリスマスが来ますように〜!


年下の視点

なんだか縁があって、10歳以上年の離れた子と、知りあう機会が重なった先月末。
仕事上なら、後輩を飛び越えて、完全に教え子的な年だったりするのですが。
微妙に仕事外で知り合ったせいか、ちょっと新鮮でした。

「いまどきの若い子は」
私が知る限り、
かなり真面目で、古風な考え方ですらある。
目上への敬意があって、大事に応じようとしてれる。
しっかり者。
でも、当然だけど、経験の浅さ(=若さ)から、思いが及ばないことも多々あって。
感じたこと思ったことは、その中に悪意がない限りは素直に口にするべき…みたいなところがある。




私は、ずっと…公私問わず、困りごとなど「後が無いっ」って段階になってから、持ち込まれる役回りだと感じている部分があります。
学生時代の友人も仕事仲間も、
他の皆全員にあたって駄目だった、もう打つ手がない…そういう段階になってから、藤原ちゃん頼む〜どうしよう〜…的なことが多い。
それは、私が…たとえば学生でありながら仕事をもっているからとか、事務所を掛け持ちして他人ではスケジュールの把握ができにくいからとか、
周りの皆が私を尊重して、最後まで迷惑をかけずにいようとしてくれてる面もあるようですが。

そんな遠慮させる自分が情けなかったり。
「こんななる前に、もっと早く言ってくれたら…!」と言いたくなる状況も多いし。
距離を感じる。
だけど、それなのに私のところまで来たってことは、本当に後がないんだと判るから、退くのはできなかったり。

なにより辛いと感じていたのは、
そんな風な人間関係を築いてしまっているため、辛い時は共有できても、
乗り越えると、みんな笑って「ありがとう」って言って、自分の元の場所に帰ってしまうこと。
…ふつうの日常の「ちょっとお茶しよう」みたいな…、日々のなんでもない楽しさや笑いは、あまり共有できないこと。
寂しいなあ、と思うことがありました。




年下の子の話に戻って。
こんな私の内面を話しはせず、ただ、その時が知人のヘルプで現場を助けていたときだったので、
「私は、本業は別なんだけど。つい色々足をつっこんじゃう、いわゆる根なし草かな〜」的な自己紹介を、早口にしました。<忙しかった
それっきり、その日はバタバタと走り回り。
終了時に、食事をするその席が、たまたま彼女とふたりになって。
急に言われたのは、
「藤原さんは根なし草じゃなくって。つぼみを見つけると咲かせたくなって、あっちこっちと花を探して手伝いにいっちゃう、蝶とか蜜蜂みたいな人なんじゃないですか」

……………昆虫って言ったか……?

いえ。ええと;

納得しかねる部分も多いので、もしこれほど年が離れていなければ、たぶん反駁していたと思いますが。
ここまで違うと、かえって素直に聞けるものだなあ…と、変に感心してしまいました。
そして、目上に対して、よくもまあ…聞き様によってはかなり無礼なことを、平気で口にできる…若いって怖いものないなあ…と思い。
けれど、朝にちょっと交わした会話を、うやむやにせず…どうしても言うべきと思ったのかな、と考えると、怖いものなしではなくて勇気なのかもしれない。
一日、なんとなく私を見ていた感想だそうで、善意というか思いやりみたいな気持ちも感じました。

彼女に、「さあ、どうかなあ」とか笑って応じてみせながら、頭の中では思考がザーッと走る感覚。

私は…
自分には選択肢も無く、ただ人が来ては必要なものを探していき、必要無くなったら、みんな去っていく…、そう思っていて。
今も、「私が辛い時は、声が届く場所に誰もいてくれない…」とか、自己中心的なことを考えることがあるのですが。
そっか…。
私が、花を巡って…咲いたら満足して次の花を探しているって見方もあるのかあ。
事実がどうかなんて、私にもわからないけれど。
きっと、私のことをそんな風に見えている人も居るんだろうなあ。

実際、「咲かせたい」「このつぼみ、咲いたらどんな花なんだろう」など思わないものなら、手を貸さない自分も知ってはいるので。
これはこれで、正解のひとつではあるんだろうな。
人間のこころって、複数回答を抱えたものだと思う。
正解であっても唯一の回答ではなく、不正解でもある。


しかし、このひとりだけでなく。
また別の機会で言葉を交わした20代の子も、いきなり鋭いことを口にして、思考材料を増やしてくれたりして。
あやうく「私は私のスタイル!この考え!」と、凝り固まりがちになっていた昨今。
もうダメ出しもされなくなってきた背中が、なんか不自由で重く感じていたのですけれど。
…ん。
こういう風に、同じ立ち位置ではないことを感じながら、同じではないからこそ「違う視点」を素直に可能性のひとつと楽しめる関係もあるのか。
歳をとるのは、なかなか楽しいんだね。

昔より、少しだけできることが増えて、少しだけ余裕を感じています。

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プロフィール

藤原

Author:藤原
日々の考えごとは、一旦文字にして整理しないとまとまりません。アホだから。

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